【金相場】16日のNY金相場は、リスクオン姿勢の一服や、冴えない米国経済指標を背景に買い戻され反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1494.00ドル(+10.50ドル)と、買い優勢で取引きを終了。米下院は15日、香港の自治と人権の擁護を目的とする法案を可決し、香港のデモ行動を支持する方針を明らかにした。米政府が中国の人権問題に踏み込む姿勢を示したことを受け、先週の貿易協議で一定の歩み寄りが実現した米中関係が再び冷え込むのではないかとの懸念が浮上。また、英国の欧州連合(EU)離脱期限が月末に迫る中、依然として交渉の成否が見通せない状況が続いていることも金商品の買い手掛かりとなった。 さらに、米商務省が16日朝に発表した9月の小売売上高が市場予想を下回る低調な結果となると、相場は上げ幅を拡大。一時1495.50ドルの高値を付け、その後も高値圏で推移し引けた。
国内の金相場は、NY相場の上昇を映して反発。買取ベースでは1gあたり5,670円(+24円)と、10日に付けた過去最高値(5,674円)水準に再浮上しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
10/07 5670円 (+24円)
10/16 5646円 (-12円)
10/15 5658円 (+15円)
10/11 5643円 (-31円)
10/10 5674円 (+29円)
10/09 5645円 (+39円)
10/08 5606円 (-39円)
10/07 5645円 (-7円)
10/04 5652円 (+13円)
10/03 5639円 (+42円)
10日間の金相場平均価格:5,648円/g
【パラジウム相場】16日のNYパラジウム相場は、ドル高一服やテクニカルな買いが入り急騰。中心限月の12月限は1トロイオンス1735.00ドル(+38.40ドル)と、中心終値では初の1700ドルを突破し、史上最高値を記録して取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となった前日までの流れを引き継ぎ時間外取引きより買いが先行した。また、年末に向けて供給逼迫が意識された事や、冴えない米国経済指標を受けたドル高の一服、テクニカル要因から買いが膨らみ、大台の1700ドル突破後も上げ幅を拡大。歴代最高値を更新するなど価格水準を切り上げて取引きを終えた。
国内のパラジウムは、急騰したNY相場を映して一段高へ。買取では1gあたり6,771円(+143円)と、8日続伸。初の6,700円台に乗せ、連日で史上最高値を記録する展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
10/17 6771円 (+143円
10/16 6628円 (+116円)
10/15 6512円 (+82円)
10/11 6430円 (+110円)
10/10 6320円 (+17円)
10/09 6303円 (+33円)
10/08 6270円 (+33円)
10/07 6237円 (+16円)
10/04 6221円 (-137円)
10/03 6358円 (+88円)
10日間のパラジウム相場平均価格:6,405円/g
15:50現在の金相場は1トロイオンス1495.80ドル、パラジウムは1746.30ドル、為替は1$108円78銭前後の値動きで推移しております。
GC キャストウェル M.C.の買取価格59,000円(+800円)、その他の12%金パラの買取り価格は58,800円(+800円)、開封品の金パラジウム買い取り価格が1353円(+26円)と、本日地金が揃って値を上げ、中でもパラジウムが急伸し過去最高値を更新するなど価格水準を切り上げた事から、金パラも8営業日続伸し上げ幅を拡大。連日で史上最高値を更新し、キャストウェルでは59,000円台に浮上する展開となりました。
直近の金パラ(キャストウェル)相場推移
本日の地金は買取ベースで金5,670円(+24円)、パラジウム6,771円(+143円)、銀65.45円(-0.11円)、プラチナ3,384円(+3円)と、国内貴金属は銀を除いて上昇。金は買いに転じたNY相場を映して、国内でもプラス圏に反転し上昇。10日に付けた過去最高値(5,674円)水準に再浮上したほか、白金族のパラジウム・プラチナもそれぞれ堅調に推移。パラジウムはNY相場が大台の1700ドルを突破し歴代高値を更新するなど一段高となった事から、国内でも上げ幅を拡大し8日続伸。初の6,700円台に乗せ、連日で史上最高値を記録する展開となりました。
【16日】NY貴金属相場(中心限月終値)
金:1494.00ドル(+10.50ドル)
銀:1742.70セント(+4.30セント)
パラジウム:1735.00ドル(+38.40ドル)
プラチナ:890.70ドル(+1.50ドル)
【金相場】15日のNY金相場は、投資家のリスク選好意欲の高まりを受け反落。中心限月12月限は1トロイオンス1483.50ドル(-14.10ドル)と、マイナス圏に転じて取り引きを終了。米国企業の決算発表シーズンが始まる中、一部金融大手の堅調な業績を受けて市場のリスク投資意欲が改善。米国株価が上げ幅を拡大する半面、安全資産としての金需要は縮小したほか、利益確定売りやドル高が圧迫材料となった。ただ、米中貿易協議をめぐっては、米国が「第1段階の合意」(トランプ米大統領)と成果を強調したのに対し、中国は詳細について一段の協議を持つことを望んでいるとの報が流れ、進展への期待感が一服。このため、売り一巡後は下げ渋る展開となった。
国内の金相場は、売り優勢となったNY相場を映して反落。買取ベースでは1gあたり5,646円(-12円)と、前日の上げ幅を戻し、マイナス圏に転じました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
10/16 5646円 (-12円)
10/15 5658円 (+15円)
10/11 5643円 (-31円)
10/10 5674円 (+29円)
10/09 5645円 (+39円)
10/08 5606円 (-39円)
10/07 5645円 (-7円)
10/04 5652円 (+13円)
10/03 5639円 (+42円)
10/02 5597円 (+4円)
10日間の金相場平均価格:5,641円/g
【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は、リスク選好意欲の高まりから買い地合いが継続し上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1696.60ドル(+9.60ドル)と、前日相場同様に史上最高値を記録して取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となり一段高となった前日相場の流れを引き継ぎ、時間外取引きより買いが先行した。また、決算発表シーズンを迎え、15日の米株式市場で主要株式指数が大きく上昇し、投資家のリスク選好意欲が向上。パラジウムも上げ幅を拡大し、相場は一時1700ドルを突破し1706.20ドルまで急伸した。その後、一部で利確売りが出た事や、ドル高に上値を抑えられるも、買い優勢地合いを維持し、この日も高値記録を更新して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、連日で一代高値を更新するなど価格水準を切り上げたNY相場高を映して急伸。買取では1gあたり6,628円(+116円)と、初の6,600円台に乗せ、連日で史上最高値を更新する展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
10/16 6628円 (+116円)
10/15 6512円 (+82円)
10/11 6430円 (+110円)
10/10 6320円 (+17円)
10/09 6303円 (+33円)
10/08 6270円 (+33円)
10/07 6237円 (+16円)
10/04 6221円 (-137円)
10/03 6358円 (+88円)
10/02 6270円 (-99円
10日間のパラジウム相場平均価格:6,355円/g
12:50現在の金相場は1トロイオンス1488.90ドル、パラジウムは1705.10ドル、為替は1$108円66銭前後の値動きで推移しております。