本日の地金は買取ベースで金5,592円(-73円)、パラジウム5,729円(+37円)、銀68.04円(-2.81円)、プラチナ3,498円(-86円)と、国内貴金属はパラジウムを除いて上値追いが一服。金はNY市場が利益確定売りに押された事を映して、国内でも連騰が一服し反落。前日に記録した史上最高値から後退し3営業日ぶりに反落したほか、銀も3営業日ぶりに値を下げ、約2年6ヵ月ぶり(2017年3月2日相場)以来の高値から後退。また、本日は白金族のプラチナも3営業日ぶりに反落し、前日に付けた2018年3月1日相場(約1年6ヵ月)ぶりの高値から値を下げた一方、パラジウムは堅調地合いを維持して6営業日続伸。7月30日相場(約5週間)ぶりの高値となり、同日ぶりに5,700円台に浮上するなど価格水準を切り上げる展開となりました。
【5日】NY貴金属相場(中心限月終値)
金:1525.50ドル(-34.90ドル)
銀:1880.70セント(-74.00セント)
パラジウム:1561.10ドル(+9.00ドル)
プラチナ:963.70ドル(-20.50ドル)
18:05現在の金相場は1トロイオンス1546.30ドル、パラジウムは1560.40ドル、為替は1$106円59銭前後の値動きで推移しております。
【金相場】4日のNY金相場は、利益確定売りが先行するも、買い戻しが入り上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1560.40ドル(+4.50ドル)と、前日に続いて中心終値では2013年4月11日相場以来およそ6年5ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。米中両国が互いに輸入品に対する制裁・報復関税を拡大したことを背景に、前日は安全資産としての金需要が旺盛となり急騰。約6年5ヵ月ぶり(2013年4月11日相場来)の高値を更新して引けた。この反動でこの日は未明から早朝にかけて利益確定の売りが先行。米長期金利がいったん上昇に転じたことも金利を生まない資産である金商品の重しとなった。 ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が17-18両日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決定するとの期待が相場を支えたほか、米中貿易協議の再開をめぐり先行き不透明感が広がっていることも金の買いを促し、安値拾いが入ったタイミングでプラス圏に浮上し、結局この日も高値を更新して引けた。
国内の金相場は、高値継続となったNY相場を映して上伸。買取ベースでは1gあたり5,665円(+34円)と、連日で上げ幅を拡大し一代高値を更新。前日に記録した歴代高値を抜いて、史上最高値を再更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
09/05 5665円 (+34円)
09/04 5631円 (+58円)
09/03 5573円 (±0円)
09/02 5573円 (+3円)
08/30 5570円 (-27円)
08/29 5597円 (±0円)
08/28 5597円 (+45円)
08/27 5552円 (-18円)
08/26 5570円 (+100円)
08/23 5470円 (-32円)
10日間の金相場平均価格:5,580円/g
【パラジウム相場】4日のNYパラジウム相場は、ドル安・株高を背景に買いが旺盛となり反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1552.10ドル(+16.90ドル)と、中心終値では7月29日相場以来およそ5週間ぶりの高値で取引きを終了。この日の外国為替市場では、ドルが対円やユーロで下落したことで、ドル建てのパラジウムは割安感が意識され序盤より買いが先行した。また、グリーンスパン元米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「米国にもマイナス金利が及ぶのは時間の問題」との見方を示したことから、次回以降のFOMCで追加利下げを決定するとの見方が台頭。米国株式が反発する中、パラジウムも買いが進み上げ幅を拡大した。このほか、金が前日に続いて約6年5ヵ月ぶりの高値で推移したことや、プラチナが急騰し2018年3月中旬以来(約1年6ヵ月ぶり)の高値水準まで価格水準を切り上げたことも相場の押し上げ要因となり、パラジウムも買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、大幅高となったNY相場を映して5営業日続伸し一段高に。買取では1gあたり5,692円(+76円)と、7月30日相場(約5週間)ぶりの高値となり、5,700円圏内まで浮上しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/05 5,692円 (+76円)
09/04 5,631円 (+58円)
09/03 5,600円 (+6円)
09/02 5,594円 (+205円)
08/30 5,389円 (+27円)
08/29 5,362円 (-16円)
08/28 5,378円 (+10円)
08/27 5,368円 (+76円)
08/26 5,292円 (-140円)
08/23 5,432円 (+54円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,472円/g
11:55現在の金相場は1トロイオンス1546.55ドル、パラジウムは1556.20ドル、為替は1$106円66銭前後の値動きで推移しております。
GC キャストウェル M.C.の買取価格53,650円(+400円)、その他の12%金パラの買取り価格は53,450円(+400円)、開封品の金パラジウム買い取り価格が1193円(+13円)と、本日地金が軒並み堅調に推移し上げ幅を拡大した事から、金パラも価格水準を切り上げ一段高へ。連日で歴代高値を上抜いて、史上最高値を再更新しました。
直近の金パラ(キャストウェル)相場推移