相場情報

2019年08月26日
リスクオフの流れから国内金相場は急騰し、史上最高値を更新↑一方、パラジウムは大幅反落しマイナス圏へ↓

【金相場】週末23日のNY金相場は、米中貿易摩擦の激化やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を背景に買い進められ急騰。中心限月の12月限は1トロイオンス1537.60ドル(+29.10ドル)と、中心終値では2013年4月相場以来およそ6年4ヵ月ぶりの高値で取り引きを終了。中国政府はこの日、米国による制裁関税「第4弾」に対する報復として、米製品750億ドル相当に5~10%の追加関税を課すと表明。これに対してトランプ米大統領はツイッターで「きょうの午後、中国の関税に対応するつもりだ」と書き込み、中国による対米報復関税への対抗措置を取ると警告した。これを受けて、米中貿易摩擦激化に対する懸念が再燃。安全資産としての金を買う動きに繋がった。また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は23日、米カンザスシティー連銀主催の年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)の講演で、「景気拡大の持続へ適切に行動する」と述べ、追加利下げに踏み切る考えを示唆。ドル安が進んだことや、金利を生まない資産である金の買いを後押しし、価格水準を切り上げて取引きを終えた。

国内の金相場は、急騰した週末のNY相場を映して上昇。買取ベースでは1gあたり5,570円(+100円)と、歴代高値を記録した先週19日相場を抜いて、史上最高値を更新しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

08/26  5570円 (+100円)

08/23  5470円 (-32円)

08/22  5502円 (-2円)

08/21  5504円 (+26円)

08/20  5478円 (-32円)

08/19  5510円 (+41円)

08/09  5469円 (-18円)

08/08  5487円 (+87円)

08/07  5400円 (+48円)

08/06  5352円 (+74円)

10日間の金相場平均価格:5,474円/g


【パラジウム相場】週末23日のNYパラジウム相場は、米中貿易摩擦の激化や株価急落を受けて大幅反落。中心限月の9月限は1トロイオンス1454.30ドル(-30.90ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。中国政府は23日、「米国輸入品750億ドルに対して報復関税を発動する」と発表し、9月1日と12月15日の2回に分けて輸入関税の引き上げを実行する公表。これに対してトランプ米大統領はツイッターで「きょうの午後、中国の関税に対応するつもりだ」と書き込み、中国による対米報復関税への対抗措置を取ると警告した。これを受けて、米中貿易摩擦激化に対する懸念が再燃、株安が進み投資家心理が後退する中、パラジウムも売りが優勢となった。その後、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を受けドル安に振れたことから下支えられ、売り一巡後はやや買い戻される展開となった。

国内のパラジウムは、軟調となった週末のNY相場を映して反落。買取では1gあたり5,292円(-140円)と、大幅反落し、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

08/26  5,292円 (-140円)

08/23  5,432円 (+54円)

08/22  5,378円 (-49円)

08/21  5,427円 (+16円)

08/20  5,411円 (+103円)

08/19  5,308円 (+129円)

08/09  5,179円 (+6円)

08/08  5,173円 (-65円)

08/07  5,238円 (+81円)

08/06  5,157円 (+27円)

10日間のパラジウム相場平均価格:5,283円/g


13:20現在の金相場は1トロイオンス1545.90ドル、パラジウムは1465.05ドル、為替は1$105円33銭前後の値動きで推移しております。

2019年08月26日
本日の金パラ価格(12%金銀パラジウム合金 買取相場)

GC キャストウェル M.C.の買取価格51,500円(-400円)、その他の12%金パラの買取り価格は51,300円(-400円)、開封品の金パラジウム買い取り価格が1123円(-14円)と、本日金は史上最高値を更新するなど一段高となったものの、パラジウムが大幅反落しマイナス圏に転じた事から、金パラも値を下げ反落しました。

直近の金パラ(キャストウェル)相場推移

2019年08月26日
本日の地金相場-金・銀・パラジウム・プラチナ価格

本日の地金は買取ベースで金5,570円(+100円)、パラジウム5,292円(-140円)、銀63.18円(+1.29円)、プラチナ3,130円(-24円)と、週末のNY市場を映して、国内貴金属はまちまちの展開に。金はリスク回避の高まりから、NY相場が急騰した事を受け、国内でも上げ幅を拡大し一代高値を更新。歴代高値を記録した先週19日相場を抜いて、史上最高値を更新したほか、銀も年初来高値を更新し、昨年6月15日相場以来およそ1年2ヵ月ぶりの高値となりました。一方、本日白金族のパラジウム・プラチナは利確売りから、それぞれ軟調に推移し、パラジウムは大幅反落、プラチナは3営業日ぶりに値を落としました。

2019年08月26日
週末23日 海外貴金属相場

【23日】NY貴金属相場(中心限月終値)

金:1537.60ドル(+29.10ドル)

銀:1741.30セント(+37.30セント)

パラジウム:1454.30ドル(-30.90ドル)

プラチナ:855.30ドル(-6.60ドル)

2019年08月23日
16:10現在の金・パラジウム・為替相場

16:10現在の金相場は1トロイオンス1499.75ドル、パラジウムは1484.05ドル、為替は1$106円57銭前後の値動きで推移しております。

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