【金相場】7日のNY金相場は、米中貿易摩擦の緩和期待が膨らむ中、投資家が運用リスクを取りやすくなり、リスク回避の際に買われやすい金は売りが優勢に。中心限月の12月限は1トロイオンス1466.40ドル(-26.70ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。中国商務省の高峰報道官は7日の記者会見で、米中両国が「協議の進み具合に合わせ、追加関税を段階的に撤廃することに同意した」と発言。これをきっかけに、「第1段階」合意文書の署名実現に向けた交渉がまとまりつつあるとの期待が広がり、この日は世界的に株価が上昇、一方で金はポジション調整的な売りが広がった。主要な米株価指数が最高値を更新するしたほか、外国為替市場でドル買い・ユーロ売りが加速したことも、ドル建てで取引される金商品の割高感につながり、相場の圧迫要因となった。
国内の金相場は、リスクオン地合いに圧迫されたNY相場を映し反落。買取ベースでは1gあたり5,626円(-64円)と、マイナス圏に転じ反落しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
11/08 5626円 (-64円)
11/07 5690円 (+10円)
11/06 5680円 (-61円)
11/05 5741円 (+21円)
11/01 5720円 (+24円)
10/31 5696円 (+27円)
10/30 5669円 (-24円)
10/29 5693円 (-30円)
10/28 5723円 (+15円)
10/25 5708円 (+40円)
10日間の金相場平均価格:5,695円/g
【パラジウム相場】7日のNYパラジウム相場は、株高や投資家のリスク選好意欲の高まりを受け続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1777.80ドル(+16.70ドル)と、堅調地合いを維持して取引きを終了。中国商務省は7日、米中両国が相互の製品に賦課している関税を段階的に互いに比例する形で撤回することで合意したと発表。これを受けて米国株では史上最高値を更新するなど、投資家のリスク選好意欲が高まる中、パラジウムも買いが膨らみ上げ幅を拡大した。一方、外国為替市場ではドル高が進行した事で割高感が意識される場面もあったが、引き続き株高やテクニカルな買いが入り、そのまま買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、堅調地合いが継続したNY相場を映して上伸。買取では1gあたり6,914円(+66円)と、大幅続伸し、6,900円台にのせるなど最高値圏に再浮上する展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/08 6914円 (+66円)
11/07 6848円 (+44円)
11/06 6804円 (±0円)
11/05 6804円 (-5円)
11/01 6809円 (-138円)
10/31 6947円 (+121円)
10/30 6826円 (-77円)
10/29 6903円 (+138円)
10/28 6765円 (-17円)
10/25 6782円 (+116円)
10日間のパラジウム相場平均価格:6,840円/g
11:25現在の金相場は1トロイオンス1471.55ドル、パラジウムは1769.40ドル、為替は1$109円19銭前後の値動きで推移しております。
GC キャストウェル M.C.の買取価格60,000円(+150円)、その他の12%金パラの買取り価格は59,800円(+150円)、開封品の金パラジウム買い取り価格が1374円(+5円)と、本日地金の金がマイナス圏に転じた一方、パラジウムが堅調に推移し続伸した事から、金パラも値を上げ続伸。キャストウェルでは60,000円台にのせるなど、最高値水準に再浮上する展開となりました。
直近の金パラ(キャストウェル)相場推移
本日の地金は買取ベースで金5,626円(-64円)、パラジウム6,914円(+66円)、銀64.79円(-1.76円)、プラチナ3,474円(-53円)と、国内貴金属はパラジウムを除いてマイナス圏へ。金はリスクオン地合いからNY相場が圧迫された事を映して、国内でもマイナス圏に転じて反落。また、銀やプラチナもそれぞれ値を下げ3日続落。一方、パラジウムは堅調地合いを維持したNY相場を映して、国内でも上げ幅を拡大し再度6,900円台にのせるなど最高値圏内に再浮上しました。
【7日】NY貴金属相場(中心限月終値)
金:1466.40ドル(-26.70ドル)
銀:1701.00セント(-58.80セント)
パラジウム:1777.80ドル(+16.80ドル)
プラチナ:914.00ドル(-17.70ドル)
【金相場】6日のNY金相場は、安値拾いの買い戻しが入り反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1493.10ドル(+9.40ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。前日の金相場は、米中貿易摩擦の緩和期待などを背景に売り圧力がかかり、利益を確定する動きが広がった。この日はその安値反動で買われ、金相場は堅調に推移。また、米中貿易協議の「第1段階」合意に署名するための首脳会談が12月にずれ込む可能性があるとの報を受け、投資家が運用リスクを取る姿勢をやや後退させた事も金買いに繋がり上げ幅を拡大した。ただ、前週末に発表された米雇用統計や、米サプライ管理協会(ISM)が5日に発表した非製造業景況指数など予想を上回る経済指標が相次いでいる事で、米追加利下げ観測の後退が意識され上値を抑える要因となった。
国内の金相場は、安値拾いから買い戻されたNY相場を映して反発。買取ベースでは1gあたり5,690円(+10円)と、本日はプラス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
11/07 5690円 (+10円)
11/06 5680円 (-61円)
11/05 5741円 (+21円)
11/01 5720円 (+24円)
10/31 5696円 (+27円)
10/30 5669円 (-24円)
10/29 5693円 (-30円)
10/28 5723円 (+15円)
10/25 5708円 (+40円)
10/24 5668円 (+18円)
10日間の金相場平均価格:5,699円/g
【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は、安値拾いや堅調な他貴金属の値動きを眺めて上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1761.10ドル(+14.40ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。利益確定目的から前日まで売りが続いた事もあって、この日のパラジウムは安値拾いの買いが入り序盤より堅調に推移した。また、金など他貴金属の上昇や、押し目買いが入ると上げ幅を拡大。相場は一時1772.90ドルまで上昇する場面もあった。その後、株高一服など投資家のリスク選好意欲がやや後退した事から上値を抑えられるも、しっかりとした動きを維持し結局買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、買い優勢となったNY相場を映して上昇。買取では1gあたり6,848円(+44円)と、4営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/07 6848円 (+44円)
11/06 6804円 (±0円)
11/05 6804円 (-5円)
11/01 6809円 (-138円)
10/31 6947円 (+121円)
10/30 6826円 (-77円)
10/29 6903円 (+138円)
10/28 6765円 (-17円)
10/25 6782円 (+116円)
10/24 6666円 (+11円)
10日間のパラジウム相場平均価格:6,815円/g
12:30現在の金相場は1トロイオンス1494.35ドル、パラジウムは1766.90ドル、為替は1$108円68銭前後の値動きで推移しております。