相場情報

2022年01月12日
国内貴金属は軒並み堅調に推移↑金は大幅続伸し、パラジウムは約3週間ぶりの高値を更新。

【金相場】11日のNY金相場は、ドル安や米国長期金利の低下を受けて買われ、3営業日続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1818.50ドル(+19.70ドル)と、買い優勢で取引きを終了。外国為替市場ではドル安・ユーロ高が進み、ドル建ての金商品に割安感が生じたほか、米国長期金利の低下も金の買いを後押しした。また、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は11日、上院銀行委員会での再任承認公聴会で、想定よりインフレが高止まりすれば、「一層多くの利上げを実施する」と明言。一方で、利上げのタイミングについては未定との言及にとどめた事で、早期利上げ観測を強める内容ではないとの見方から、利上げ警戒の売りよりインフレヘッジの買いで反応し、取引き終了間際には一段と上げ幅を拡大する展開となった。

国内の金相場は、NY相場高を映して上げ幅を拡大。買取ベースでは1gあたり7,370円(+79円)と、年初の5日相場以来1週間ぶりの高値となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

01/12  7,370円 (+79円)

01/11  7,291円 (+11円)

01/07  7,280円 (-82円)

01/06  7,362円 (-26円)

01/05  7,388円 (+129円)

12/24  7,259円 (+35円)

12/23  7,224円 (+49円)

12/22  7,175円 (+16円)

12/21  7,159円 (-32円)

12/20  7,191円 (-1円)

10日間の金相場平均価格:7,270円/g



【パラジウム相場】11日のNYパラジウム相場は、リスク回避姿勢の後退や他貴金属の上昇などを受け反発。中心限月の3月限は1トロイオンス1922.10ドル(+12.90ドル)と、年初来高値を上抜き、終値では昨年末29日相場以来およそ2週間ぶりの高値で取引きを終了。この日はドルがユーロに対して軟調となったほか、米国長期金利が下げた事も材料となり、パラジウムは序盤より買いが先行した。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はこの日の上院公聴会で、新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の感染拡大による経済への影響について、「一時的」との認識を示した事で、投資家のリスク回避姿勢が後退。原油相場が約2ヶ月ぶりの高値となった事や、米国株が買い戻しに反転した事も相場の支援材料となった。

国内のパラジウム相場は、堅調となったNY相場高を映し3日続伸。買取では1gあたり7,788円(+5円)と、連日で年初来高値を上抜き、昨年末24日相場(7,854円)以来およそ3週間ぶりの高値となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

01/12  7,788円 (+5円)

01/11  7,783円 (+138円)

01/07  7,645円 (+22円)

01/06  7,623円 (-39円)

01/05  7,662円 (-192円)

12/24  7,854円 (+341円)

12/23  7,513円 (+379円)

12/22  7,134円 (+165円)

12/21  6,969円 (+6円)

12/20  6,963円 (-22円)

10日間のパラジウム相場平均価格:7,493円/g


11:40現在の金相場は1トロイオンス1823.60ドル、パラジウムは1921.85ドル、為替は1$115円38銭前後の値動きで推移しております。

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