【金相場】週明け2日のNY金相場は、中国経済指標の改善を受けて反落。中心限月の2月限は1トロイオンス149.20ドル(-3.50ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。英調査会社マークイットと中国メディア財新が2日に発表した11月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)は約3年ぶりの高水準となった。同国の景気減速懸念が和らぐ中、安全資産とされる金は前週末の上げ幅を縮小し売り優勢となった。ただ、発表された米国経済指標(11月製造業景況指数)が冴えない内容となった事を受け、株式相場が下落に転じ、金を買い戻す動きも見られ相場は下げ幅を圧縮した。
国内の金相場は、マイナス圏に転じたNY相場を映して反落。買取ベースでは1gあたり5,596円(-27円)と、前日の上げ幅を戻し、3営業日ぶりに反落しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
12/03 5596円 (-27円)
12/02 5623円 (+25円)
11/29 5598円 (+4円)
11/28 5594円 (-3円)
11/27 5597円 (+28円)
11/26 5569円 (-8円)
11/25 5577円 (-3円)
11/22 5580円 (-26円)
11/21 5606円 +1円)
11/20 5605円 (-5円)
10日間の金相場平均価格:5,595円/g
【パラジウム相場】週明け2日のNYパラジウム相場は、良好な中国経済指標や需給バランスの観点から買い地合いが継続し上伸。中心限月の3月限は1トロイオンス1824.70ドル(+14.60ドル)と、前週相場に続き、史上最高値を更新して取引きを終了。前週には一代高値を更新するなど価格水準を切り上げていた高値反動から、この日のパラジウムは序盤は利確売りなどが見られて小安く推移した。しかし、発表された11月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)が、約3年ぶりの高水準となるなど同国の景気減速懸念が和らぐ中、投資家心理が改善しパラジウムも反発。加えて供給逼迫への先行き不安や、テクニカルな買いも入り上げ幅拡大したパラジウムは、一時1835.40ドルと記録的な高値を付けた。その後、米国株の下げを受けて、やや上げ幅を縮小するも2桁高を維持し、この日も歴代高値を更新して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、一代高値を再更新した週明けのNY相場を受け上昇。買取では1gあたり7,062円(+16円)と、歴代高値を抜いて、史上最高値を再更新する展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/03 7062円 (+16円)
12/02 7046円 (-11円)
11/29 7057円 (+66円)
11/28 6891円 (+94円)
11/27 6897円 (+44円)
11/26 6853円 (+99円)
11/25 6754円 (+66円)
11/22 6688円 (-17円)
11/21 6705円 (+28円)
11/20 6677円 (+82円)
10日間のパラジウム相場平均価格:6,873円/g
13:25現在の金相場は1トロイオンス1465.80ドル、パラジウムは1829.55ドル、為替は1$109円19銭前後の値動きで推移しております。