【金相場】週末15日のNY金相場は、米中貿易協議進展への期待が再び広がる中、売りが優勢となり反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1468.50ドル(-4.90ドル)と、3営業日ぶりにマイナス圏に転じて取引きを終了。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は14日、中国との貿易協議が合意に近づいているとの認識を示したほか、ロス商務長官も15日、「第1段階」合意に署名する可能性は「非常に高い」と指摘した。こうした発言を受けて、米中摩擦解消に向けた楽観論が再び台頭。投資家のリスク選好姿勢が強まり、質への逃避先としての金の需要は後退した。また、週末を控えた持高調整に加え、過去2日間上げた後を受けて利益確定の売りも出やすかった事から、この日はマイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、小幅ながら値を伸ばし上伸。買取ベースでは1gあたり5,606円(+9円)と、プラス圏で推移し4営業日続伸しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
11/18 5606円 (+9円)
11/15 5597円 (+1円)
11/14 5596円 (+10円)
11/13 5686円 (+2円)
11/12 5584円 (-19円)
11/11 5603円 (-23円)
11/08 5626円 (-64円)
11/07 5690円 (+10円)
11/06 5680円 (-61円)
10日間の金相場平均価格:5,631円/g
【パラジウム相場】週末15日のNYパラジウム相場は、前日までの連騰に対する利確売りに押され4営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1682.50ドル(-19.60ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が協議の合意について「近づいている」と発言したと伝わった事や、ロス米商務長官が「両国は協議に熱心に取り組んでおり、詳細を詰めている」と話したとも報じられ、米中貿易協議が進展するとの見方が広がり、リスクオン地合いの中、パラジウムも買いが先行し序盤は小高く推移した。しかし、前日までに3連騰していた事や、週末を控えた持高調整売りも出やすかった事から、次第に売り優勢に反転しマイナス圏に沈下した。
国内のパラジウムは、利確売りに押された週末のNY相場を映して反落。買取では1gあたり6,545円(-77円)と、前日の和え幅を戻し、3営業日ぶりにマイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/18 6545円 (-77円)
11/15 6622円 (+88円)
11/14 6534円 (+16円)
11/13 6518円 (+39円)
11/12 6479円 (-259円)
11/11 6738円 (-176円)
11/08 6914円 (+66円)
11/07 6848円 (+44円)
11/06 6804円 (±0円)
10日間のパラジウム相場平均価格:6,681円/g
12:05現在の金相場は1トロイオンス1469.25ドル、パラジウムは1672.15ドル、為替は1$108円83銭前後の値動きで推移しております。