相場情報

2019年10月29日
国内金相場は4営業日ぶりに反落した一方、パラジウムは急騰し史上最高値を更新↑

【金相場】週明け28日のNY金相場は、米中貿易協議の進展期待が強まる中、売りが優勢となり4営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1495.80ドル(-9.50ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。トランプ米大統領は28日、米中貿易協議の第1段階について「極めて大きな部分合意に予定より早く署名することを目指している」と発言。前倒しの可能性に期待を示したことで、投資家のリスク選好意欲が活発化。「安全資産」とされる金に売り圧力がかかり、朝方相場は軟調に推移した。ただ、売り一巡後は動意薄から膠着状態で推移。米連邦準備制度理事会(FRB)が29、30両日に開催する金融政策会合を前に値動きは抑えられた。

国内の金相場は、利確売りに押されたNY相場を映して3営業日ぶりに反落。買取ベースでは1gあたり5,693円(-30円)と、4営業日ぶりに値を下げ、高値追い一服となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

10/29  5693円 (-30円)

10/28  5723円 (+15円)

10/25  5708円 (+40円)

10/24  5668円 (+18円)

10/23  5650円 (-9円)

10/21  5659円 (-15円)

10/18  5674円 (+4円)

10/17  5670円 (+24円)

10/16  5646円 (-12円)

10/15  5658円 (+15円)

10日間の金相場平均価格:5,675円/g


【パラジウム相場】週明け28日のNYパラジウム相場は、米中通商協議のさらなる進展期待を好感され急騰。中心限月の12月限は1トロイオンス1779.30ドル(+35.10ドル)と、先週24日に記録した歴代高値(1747.90ドル)を大幅に上抜いて、史上最高値を再更新して取引きを終了。28日朝方、トランプ米大統領が中国との貿易協議の部分合意について調印に向けた最終調整が「計画より早く進んでいる」と述べたと伝わった事で、米中の歩み寄りが世界経済の追い風になるとの見方から、投資家のリスク選好意欲が活発化。米国株が過去最高値を付けるなど堅調に推移した事から、パラジウムも序盤より買いが入り上昇した。加えてテクニカルな買いが入ると相場は一気に上げ幅を拡大。一時1784.90ドルを付けるなど、一代高値を記録する場面もあった。

国内のパラジウムは、一代高値を更新するなど急騰したNY相場を映して上昇。買取では1gあたり6,903円(+138円)と、大幅反発し、初の6,900円台を突破するなど史上最高値を更新しました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

10/29  6903円 (+138円)

10/28  6765円 (-17円)

10/25  6782円 (+116円)

10/24  6666円 (+11円)

10/23  6655円 (-44円)

10/21  6699円 (-22円)

10/18  6721円 (-50円)

10/17  6771円 (+143円

10/16  6628円 (+116円)

10/15  6512円 (+82円)

10日間のパラジウム相場平均価格:6,710円/g


15:15現在の金相場は1トロイオンス1494.35ドル、パラジウムは1775.80ドル、為替は1$108円99銭前後の値動きで推移しております。

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