相場情報

2019年09月20日
国内貴金属は軒並み上昇↑金は小反発し、パラジウムは6ヶ月ぶりの高値を更新。

【金相場】19日のNY金相場は、前日の米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策発表を受けて反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1506.20ドル(-9.60ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。前日に米連邦公開市場委員会(FOMC)は、政策金利-0.25%の引き下げを発表。利下げは予想通りだったが、公表された経済・金利見通しでは、今回で利下げが打ち止めとなることが示唆された。これを受けて、市場予想よりもFRBが追加利下げに慎重との見方が広がり、金商品は前日引け後から売り優勢に反転していた。また、サウジアラビアの石油施設への攻撃をきっかけとした地政学的リスク懸念がやや後退し、逃避目的としての金買い需要が一服したことも下押し要因となった。売り一巡後は、ユーロ安一服を受けて買い戻される場面もあったが、大きな買いには繋がらず、結局マイナス圏で取引きを終えた。

国内の金相場は、引け後に買い戻されたNY相場を受けて上昇。買取ベースでは1gあたり5,588円(+8円)と、小幅に値を上げ反発しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

09/20  5588円 (+8円)

09/19  5580円 (-21円)

09/18  5601円 (+21円)

09/17  5580円 (-13円)

09/13  5593円 (+36円)

09/12  5557円 (+34円)

09/11  5523円 (-14円)

09/10  5537円 (-14円)

09/09  5551円 (-41円)

09/06  5592円 (-73円)

10日間の金相場平均価格:5,570円/g


【パラジウム相場】19日のNYパラジウム相場は、リスクオン地合いや押し目を買われ急反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1612.60ドル(+30.40ドル)と、直近高値の12日相場を上抜き、中心終値では史上最高値を記録して取引きを終了。連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル高が圧迫要因になり、時間外取引では上値を重くし安寄りした。一方、投資家心理も改善からリスク選好意欲の高まりを背景にパラジウムも買い戻しが台頭。米中通商協議に対する楽観的な見方や、株高、押し目買いが入り、一代高値を更新して引けた。

国内のパラジウムは、一代高値を再更新するなど大幅高となったNY相場を映して、国内でも上げ幅を拡大。買取では1gあたり6,021円(+113円)と、前3日間の下げを埋めて3月22日相場(6,059円)以来およそ6ヵ月ぶりの高値を更新。同日ぶり6,000円台に浮上するなど一段高となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

09/20  6021円 (+113円)

09/19  5908円 (-5円)

09/18  5913円 (-54円)

09/17  5967円 (-16円

09/13  5983円 (+129円)

09/12  5854円 (+98円)

09/11  5756円 (+75円)

09/10  5681円 (+38円)

09/09  5643円 (-86円)

09/06  5729円 (+37円)

10日間のパラジウム相場平均価格:5,846円/g


13:45現在の金相場は1トロイオンス1508.10ドル、パラジウムは1624.75ドル、為替は1$107円86銭前後の値動きで推移しております。

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