相場情報

2019年09月06日
国内金相場は最高値から後退し3営業日ぶりに反落↓一方、パラジウムは6日続伸し一段高へ↑

【金相場】5日のNY金相場は、米中貿易摩擦激化に対する過度の警戒感が後退する中、利確売りに押されて反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1525.50ドル(-34.90ドル)と、3営業日ぶりに反落して取引きを終了。米中貿易協議の進展期待に加えて、市場予想を上回る米国経済指標を受けて投資家が運用リスクを取りやすくなり、リスク回避の際に買われやすい金商品に売りが膨らんだ。この日発表された8月のADP全米雇用リポートや、8月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が市場予想を上回った事で、同国景気減速懸念の後退でドルが主要通貨に対して買われたほか、前日には中心限月として約6年4カ月ぶり(2013年4月相場来)の高値を付けていたことから、目先の利益を確定する売りも出やすく、この日はマイナス圏に転じて取引きを終えた。

国内の金相場は、利確売りに押されたNY相場を映して反落。買取ベースでは1gあたり5,592円(-73円)と、前日に記録した史上最高値から後退し、3営業日ぶりに反落しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

09/06  5592円 (-73円)

09/05  5665円 (+34円)

09/04  5631円 (+58円)

09/03  5573円 (±0円)

09/02  5573円 (+3円)

08/30  5570円 (-27円)

08/29  5597円 (±0円)

08/28  5597円 (+45円)

08/27  5552円 (-18円)

08/26  5570円 (+100円)

10日間の金相場平均価格:5,592円/g


【パラジウム相場】5日のNYパラジウム相場は、ドル高に押されるも、リスク選好意欲の高まりを背景に買い地合いが継続し上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1561.10ドル(+9.00ドル)と、中心終値では7月15日相場以来およそ1ヵ月半ぶりの高値で取り引きを終了。中国商務省は5日、米中が10月上旬にワシントンで閣僚級の貿易協議を行うと発表。これを受けて、米中貿易協議の進展期待が広がり、投資家のリスク選好意欲が高まり株高が進む中、パラジウムも買いが優勢となった。また、この日発表された8月のADP全米雇用リポートや、8月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が良好な結果となった事で、同国景気の後退観測が緩和した事も買い材料となり、相場は一時1564ドルまで上昇する場面もあった。途中、ドル高に圧迫されるも、引き続き堅調な株式相場が好感され、この日は約1ヵ月半ぶりの高値で取り引きを終えた。

国内のパラジウムは、引き続き上値追いとなったNY相場高を映して堅調地合いが継続。買取では1gあたり5,729円(+37円)と、7月30日相場(約5週間)ぶりの高値となり、同日ぶりに5,700円台に浮上するなど価格水準を切り上げる展開となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

09/06  5,5,729円 (+37円)

09/05  5,692円 (+76円)

09/04  5,631円 (+58円)

09/03  5,600円 (+6円)

09/02  5,594円 (+205円)

08/30  5,389円 (+27円)

08/29  5,362円 (-16円)

08/28  5,378円 (+10円)

08/27  5,368円 (+76円)

08/26  5,292円 (-140円)

10日間のパラジウム相場平均価格:5,502円/g


17:00現在の金相場は1トロイオンス1514.80ドル、パラジウムは1554.75ドル、為替は1$107円02銭前後の値動きで推移しております。

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