【金相場】8日のNY金相場は、株式相場の回復やドル高から利確売りが優り反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1509.50ドル(-10.10ドル)と、前日までの上値追いが一服し、5営業日ぶりに反落して取引きを終了。中国が人民元の中心レートを市場予想よりも元高方向に設定したことを受け、投資家のリスク回避姿勢が一服。欧米の株式相場が上昇する中、金商品は上昇が一服し序盤より小安く推移した。また、前日には約6年4カ月(2013年4月相場)ぶりの高値を記録するなど急騰した事もあって、一先ず利益確定を目的とした売りも出やすく、この日は5営業日ぶりにマイナス圏に転じて取引きを終えた。
国内の金相場は、利確売りに押されたNY相場を映して反落。買取ベースでは1gあたり5,469円(-18円)と、前日までの高値更新が一服し、4営業日ぶりに反落しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
08/09 5469円 (-18円)
08/08 5487円 (+87円)
08/07 5400円 (+48円)
08/06 5352円 (+74円)
08/05 5278円 (-40円)
08/02 5318円 (+37円)
08/01 5281円 (-57円)
07/31 5338円 (+3円)
07/30 5335円 (+34円)
07/29 5301円 (+10円)
10日間の金相場平均価格:5,356円/g
【パラジウム相場】8日のNYパラジウム相場は、リスク回避姿勢の一服や株高などを背景に買いが入り上昇。中心限月の9月限は1トロイオンス1413.50ドル(+3.20ドル)と、小反発して取引きを終了。中国人民元の安定や、予想以上の中国輸出統計を受け、この日はリスク回避の動きが一服した事から、パラジウムも時間外取引より買いが入り小高く推移した。また、前日の下げに対する安値拾いの買い戻しや、堅調な欧米株価を眺めて、パラジウムも連れ高となり一時1430ドル近辺まで上昇した。途中、ドル安一服を受けて、相場を圧迫される場面もあったが、大幅高となった米国株が下支えとなり、そのままプラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、買い戻されたNY相場を映して小反発。買取では1gあたり5,179円(+6円)と、横ばいながらプラス圏に転じ反発しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/09 5,179円 (+6円)
08/08 5,173円 (-65円)
08/07 5,238円 (+81円)
08/06 5,157円 (+27円)
08/05 5,130円 (-200円)
08/02 5,330円 (-335円)
08/01 5,665円 (+6円)
07/31 5,659円 (-135円)
07/30 5,794円 (+108円)
07/29 5,686円 (-6円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,401円/g
12:35現在の金相場は1トロイオンス1510.35ドル、パラジウムは1424.90ドル、為替は1$106円01銭前後の値動きで推移しております。