相場情報

2019年05月14日
国内金相場は4,900円台に浮上し3週間ぶりの高値圏へ↑一方、パラジウムはマイナス圏に転じ反落↓

【金相場】週明け13日のNY金相場は、米中貿易戦争の激化に対する懸念が広がる中、逃避目的として買いが旺盛となり3日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1301.80ドル(+14.40ドル)と、中心終値では4月10日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値となり、同日ぶりに1300ドル台にのせて取引きを終了。中国政府は13日、米国が10日に実施した対中制裁関税拡大への報復措置を6月1日に発動すると発表。約600億ドル(約6兆6000億円)相当の米国製品に課している追加関税を最大25%に引き上げるなど、米中の対立激化への警戒感が強まり、米ダウ工業株30種平均が一時700ドルを超える下げとなるなど、投資家のリスク回避姿勢が強まったため、金には逃避目的から買いが入り堅調となった。また、外国為替市場ではドル安に振れた事も材料となり、相場は4月10日相場ぶりに1300ドル台に浮上した。

国内の金相場は、リスクオフの流れからNY相場が上伸した事を映してプラス圏での値動きに。買取ベースでは1gあたり4,905円(+37円)と、4月26日相場以来およそ3週間ぶりの高値となり、同日ぶりに4,900円台に値戻しました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

05/14  4905円 (+37円)

05/13  4868円 (+3円)

05/10  4865円 (+2円)

05/09  4863円 (-20円)

05/08  4883円 (-16円)

05/07  4899円 (-10円)

04/26  4909円 (-20円)

04/25  4929円 (+30円)

04/24  4899円 (-10円)

04/23  4909円 (-16円)

直近10日間の金相場平均価格:4,893円/g


【パラジウム相場】週明け13日のNYパラジウム相場は、米中貿易摩擦激化による投資家心理の後退を受け反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1316.80ドル(-33.90ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。この日は急騰した前週末相場の反動から、時間外取引きより利確売りが出て安寄りした。また、中国政府は13日、米国が10日に実施した対中制裁関税拡大への報復措置を6月1日に発動すると発表。米中の対立激化への警戒感が強まる中、米ダウ工業株30種平均が一時700ドルを超える下げとなり投資家心理が後退し、パラジウムも軟調となった。「貿易摩擦の激化が実体経済に悪影響を及ぼす」との見方から、市場では今後の様相に注視している。

国内のパラジウムは、マイナス圏に反転したNY相場を映して反落。買取では1gあたり5,000円(-87円)と、本日はマイナス推移となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

05/14  5,000円 (-87円)

05/13  5,087円 (+119円)

05/10  4968円 (-38円)

05/09  5006円 (-27円)

05/08  5033円 (-81円)

05/07  5114円 (-318円)

04/26  5432円 (-27円)

04/25  5459円 (+97円)

04/24  5362円 (+11円)

04/23  5351円 (-119円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,181円/g


12:40現在の金相場は1トロイオンス1301.55ドル、パラジウムは1328.90ドル、為替は1$109円61銭前後の値動きで推移しております。

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