相場情報

2019年03月13日
国内貴金属は値動きがなかったパラジウムを除いて上昇↑金は反発し、約2週間ぶりの高値圏へ回復。

【金相場】12日のNY金相場は、低調な米国経済指標を背景にドル安進行が意識され上昇。中心限月の4月限は1トロイオンス1298.10ドル(+7.00ドル)と、プラスサイドに転じ反発して取引きを終了。米労働省が朝方に発表した2月の消費者物価指数(CPI)が冴えない内容となりインフレ指標の落ち着きが確認されたことから、外国為替市場ではドル安が進行。ドル建てで取引される金商品は割安感から買いが入り上昇した。また、このCPIの発表を受け、利上げ休止観測が強まったことも、金利を生まない資産である金には追い風となったほか、英国の欧州連合(EU)離脱問題が混迷を深める中、安全資産とされる金を物色する動きも見られ買い優勢で取引きを終えた。

国内の金相場は、堅調に推移したNY相場を映して反発。買取ベースでは1gあたり4,989円(+28円)と、月初の1日相場以来およそ2週間ぶりの高値回復となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

03/13  4989円 (+28円)

03/12  4961円 (-5円)

03/11  4966円 (+19円)

03/08  4947円 (-5円)

03/07  4952円 (-13円)

03/06  4965円 (+14円)

03/05  4951円 (-33円)

03/03  4984円 (-45円)

03/01  5029円 (+1円)

02/28  5028円 (-18円)

直近10日間の金相場平均価格:4,977円/g


【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は、ドル安の進行や他貴金属の堅調な動きを受けて続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1490.00ドル(+8.00ドル)と、上げ幅を拡大して取引きを終了。この日のパラジウムは、大幅高となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤より買いが選好した。また、2月の米消費者物価指数(CPI)が低調な内容となったことを受けて、外国為替市場ではドル売りが進んだことも相場を後押しし、一時1508.90ドルと節目の1500ドル台を突破した。その後、米国株の下げや、英国のEU離脱を巡る動向も意識された事で上値追いが一服するも、押し目買いや金・プラチナなど他貴金属の堅調な動きが好感され、そのまま買い優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、前日比変わらずの横ばい。買取では1gあたり5,897円(±0円)と、値動きなしの展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

03/13  5897円 (±0円)

03/12  5897円 (+103円)

03/11  5794円 (-76円)

03/08  5870円 (-43円)

03/07  5913円 (+70円)

03/06  5843円 (-59円)

03/05  5902円 (-81円)

03/04  5983円 (+59円)

03/01  5924円 (+65円)

02/28  5859円 (-92円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,888円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1308.55ドル、パラジウムは1495.10ドル、為替は1$111円21銭前後の値動きで推移しております。

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